スピリチュアルとは簡単に言えば目には見えない「霊性」「霊格」「神秘性」「波動」「気」のことです。
ラテン語の「spiritus(スピリタス)」が語源であり、キリスト教の宗教的意味合いとして「神秘性」「超自然的な事柄」をもたらす「聖霊」という概念が付加され「spiritual(スピリチュア)」という意味となりました。
スピリチュアルの語源、スピリタスは魂、スピリットでもあり、お酒にとっての「魂」という意味でカクテルではジンやウォッカなどを「スピリタス」と呼ぶことがあります。
このように「スピリチュアル」という言葉は、意味がとても広く、あやふやなので便利に――どこかオカルト的や詐欺的に使われることもありますし、科学的な理由がない不思議なできごとや占いのように「理由はわからないがとにかく当たる」というような「不思議なものごと」に対して使われるようになりました。
しかし、東洋思想的にスピリチュアルを解説するならば次のような方程式が成り立ちます。
占いやスピリチュアル嫌いの人からすると「はぁ?」と言いたくなる方程式ですね。
「占い」「霊感」は置いておいて、東洋思想における《万物は陰陽(気)で成り立つ》は受け入れて頂けると本記事の言わんとする意味を理解しやすくなると思います。
なぜなら、その前提が崩れてしまうと「なぜ漢方に効果があるのか?」「なぜ鍼(ハリ)を刺すと身体が治癒されるのか」という”現実”に対するロジックが成り立たなくなってしまうからです。
それこそ「気のせい」でしょうか?
スピリチュアルは目には見えないものですから、いくらでも嘘や騙しができます。
だからこそ、スピリチュアルなものを正しく理解してスピリチュアルと上手に付き合っていく必要があるのです。
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これを裏返すとスピリチュアルで騙される人になります。
スピリチュアルなモノに必要以上にお金をかけて、スピリチュアルだけを信じ、自ら行動しない――そんな人が本当に幸せになれると、アナタは思いますか?
スピリチュアルや霊感、占い、或いは天然石や高波動グッズは、占ってもらったり、もっているだけでアナタを幸せにしてくれる”便利アイテム”ではありません。
だから無理をして高額なモノを買う必要はありません。
それに「スピリチュアルに頼る」「スピリチュアルだけ」を頑張っても、便利グッズではないから現実でも頑張らないと幸せにはなれません。
(その理由は後で詳しく解説します)
例えるなら、スピリチュアルはダイエットにおける「サプリ」に似ています。
「ダイエットサプリ」の部分を「スピリチュアル」に置き換えてみてください。
スピリチュアルなモノもやはり続けなければ効果が出ないことがほとんどです。1度の「レイキ」でお金持ちになれるならば、世界はお金持ちで溢れています。
またレイキやヒーリング、高波動グッズの中には「効果があったな」「これ詐欺じゃない?」というものもありますよね?
それにダイエットサプリと同じく「飲むだけ」で痩せることが難しいように、スピリチュアルも”それだけ”で幸せになることはありません。
そして、当然ダイエットサプリと同じように「効果がない」「詐欺まがい」のものもある。
しかし、正しいスピリチュアルなモノを選び、自分自身もダイエットと同じように「生活改善」を行っていけば必ず結果はでます。
やはりここでもダイエットと同じく「体重が落ちる(結果が出る)」まで続ける必要がありますが。
「スピリチュアル」という言葉を正しく読み解くと、それは目には見えない心の動きや自然、あらゆる事柄が持つ「目には見えない波動(気)」と定義することができます。
なぜなら東洋思想では万物はすべて「陰陽」によって成り立ち、目に見える「陽」の部分と目に見えない「陰」の部分で、私たちは作られている。その「陰」の部分がスピリチュアルである、と言い換えても良いかもしれませんね。
「目には見えないものは信じられない」
「どうせ詐欺だ、インチキに違いない!」
そういう気持ちも良く理解できます。
古くから目には見えないあやふやなスピリチュアルな世界は手品や詐欺に使われて来ましたし、未だに《霊感商法》に騙される人がいるように、捉え方を間違えると危険なものであることに変わりはありません。
それでは、ここで質問です。
愛や心は目には見えませんが、愛情を感じる瞬間はありませんでしたか?
神社や森の中に入って、空気が変わったような気がした経験はありませんか?
こういう「目には見えないが確かにある存在」や「目には見えない確かに体感した出来事」が東洋思想におけるスピリチュアルな体験です。
それを私たち日本人は、こういう風に表現して来ました。
気が変わったと――。
スピリチュアルな霊感を用いて占いをする人もいますが「スピリチュアル=気」と当てはめてみると、私たち日本人には理解しやすくなるかもしれません。
この記事の中で「運=波動=気」と解説していますが、スピリチュアルな存在、霊魂や幽霊など目には見えないが存在しているモノは「ある種の気の塊」と考えるとわかりやすいでしょう。
逆に言えば、占いや直感が優れている人は、他者が持つ「気」や「気の流れ」を読むのに優れている人と定義することができます。
それが冒頭の
という方程式ですね。
中高年になるとスピリチュアルなモノにハマる人が増えてきます。特に女性は「スピリチュアル大好き!」という方もいらっしゃいますね。
そういう人の中で、スピリチュアルにハマって借金をしたり、人間関係を台無しにしてしまったりする人には《スピリチュアルだけを大事にしている》という共通点があります。
先の方程式は裏を返すと、このように表現することができます。
ここで言う万物は物質・非物質(精神・思考・気)に限らず、全てです。
作家のブルース・リプトンは『思考のすごい力』という本の中で「意識が細胞を変える」と説明していますし、有名なアメリカの企業家ナポレオン・ヒルも『思考は現実化する』という本を出版しています。
このように意識(気)を変えることで、目に見える現実的な事柄も変化していくのですが……悪い考え(悪い気)に自分の意識が変わったら、人生を棒にふるような結果になるのはごもっともな話ですよね?
「スピリチュアルな占い師の言うことを聞けば必ず幸せになる!」
「スピリチュアルな水晶だから、自分は守られているんだ」
そんな風に考えて「何もしない」「無謀なギャンブルに手を出す」ようなことをしたり、人の話を聞かないというようなことをして、本当に幸せになるのでしょうか?
「万物は物質・非物質(精神・思考・気)で成り立つ」のですから、スピリチュアルという非物質にばかり心を向けていても、物質(現実)がおざなりではバランスが崩れてしまい、不幸になります。
大切なのはスピリチュアルも大切にする、目に見える現実的なことも大切にするという中庸(ちゅうよう)精神です。
理想は、この太極図のように「スピリチュアルな努力」も「現実世界での努力」もすべての調和が取れたバランスの良い状態を目指すことです。少なくとも東洋思想では、そのように定義されています。
スピリチュアルなモノを使うことで恋愛や仕事、健康面で何らかの効果が出ることはあります……が、それで満足ですか?
恋愛や仕事、健康もすべて自分が望む方向へと向かうためにはスピリチュアルだけではダメで現実的な努力と組み合わせることが重要になってきます。
でも、それはこんな風に言い換えることができるということ。
《現実的な努力もスピリチュアルな努力も組み合わせて行えば自分の運命を創ることができる》
理由は簡単です。なんども冒頭の方程式を持ち出して申し訳ないのですが……
万物は陰陽(気)で成り立っています。目に見える物質的なものも、目に見えない非物質的なものも。
それならば物質的な努力も、非物質的な努力も「こうなりたい!」という方向へ向けて”揃えて”行えば、相乗効果で結果が出やすいと思いませんか?
つまり、スピリチュアルで人生が変わるとは「非物質な気」を変えて、自分の「物質的な気」も変えていくと、良い方向へと自然と導かれていくということです。
だからこそ、スピリチュアルだけに心を向けるのも、現実的なモノだけに心を向けるのも間違っているのです。
大切なものは、どちらも大切にする調和が取れた状態なのですから。
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