十干ですら「どういうこと?」と頭を捻りたくなるような相生・相剋の関係でしたが、十二支の関係性はもっと複雑になります。
その理由は「十二支は、木火土金水の組み合わせのバリエーションが複雑だから」に他なりません。
例えば子・卯・午・酉の干支は「水・木・火・金」となりますが、他の干支は「丑(土・水・金)」や「寅(木・火)」のように、非常に木火土金水の組み合わせが複雑です。
それ故、十干以上に単純に「相生・相剋」という関係に分類することがむずかしく、十二支ならではの相生・相剋の呼び名があります。
まずは、その用語を解説するところから始めましょう。
十二支相生の関係の中でお互いに助け合うだけでなく、それぞれが持つ「五行」の力を増幅させる関係が「三合(さんごう)」であり、その三合の次に相性が良い関係が「支合(しごう)」と呼びます。
この「三合」と「支合」の関係はお互いに効果を高め合う”相益”の関係であり、人間関係においては非常に良い組み合わせとしても言われます。
三合の関係では、木火土金水の「木火金水」しかありません。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
五行の中でも、イレギュラー的な存在である「土」は、その影響が強すぎると九星気学における”五黄”となるからです。
三合の次に相性が良いとされる支合の関係は上記の6つ。
支合の関係は人間関係に関しても大きく影響しており、この組み合わせの夫婦やカップル、上司や部下の関係は“悪い気”を含んでいないならば良好な関係を築けるとされています。
十二支の相剋関係は次の4つのように表現されます。
十干と異なり「同じ性質」「近い性質」に関しては十二支はお互いに傷つけ合う関係になりやすいという特徴があります。
また十二支の方角の正反対――子と午や酉と卯のような対冲(たいちゅう)に当たる関係も性質が真反対なこともあり、相性が悪い!
ちなみに九星気学では「正位置対冲(せいいちたいちゅう)」のように「北・南」は同時期に方位取りができない――など、この4つの相剋関係は他の占術を読み解く上でも重要です。
火と水は相容れないように、方位における対冲の関係は性質が真反対であるためお互いにもっていないものを求め合うが故に、理解ができず反発し合ってしまうのです。
対人関係では、初対面ではお互いに惹かれ合うものの、知っていくうちに「こいつ、気に食わないな……!」と違いが許せなくなってしまいます。
ただし「一晩だけ」とか「たまに会うだけ」という関係ならうまくいくことがあります。
また強い剋・弱い剋の組み合わせがあり、次のような関係性があります。
お互いの性質が気に食わず、ルールを破ってしまいお互いに傷つけ合う関係を「刑(けい)」と言います。
上記の4つの刑は、人間関係において大きな影響を与えるため仕事や結婚相手を選ぶ際には刑を参考にすると大きなトラブルを避けやすくなります。
なお、対人関係における相性は干支の関係がすべてではないのでご注意を。
三合の関係における「生・旺・墓」のそれぞれに当たる十二支は性質が強いこともあり、反発しあってしまう関係です。
お互いに自由に振る舞い、傷つけ合うことで破綻をきたすことに。
お互いに相性が悪いこともあり、害し合う関係になる。
自我の刑のように同星同士でも、相性が良かったり、悪かったり――と一長一短の関係。
同級生同士で兄妹のように仲が良かったり、悪かったり、という関係になりやすい。
また一回り違う場合は、比較的関係性がうまくいくとされています。
十干十二支の相生・相剋を知ることによって「自分自身にどんな強みがあるのか」ということや十干十二支の相性を知ることにより「相手との相性」はもちろん、弱点なども導き出すことができます。
易経や四柱推命、九星気学では命式を出す際に、この十干十二支の相性から相手の性格や今後どういった関係なりやすい、なりやすいからこそ関係性に注意をしよう――というような対策を練ることができるようになるのです。
ただし、引っ越しや転勤など後天的にとった”九気”によって、その人の性格や人生、運の量は大きく変わるのであくまで「●●な傾向がある」と読み解き。十干十二支の相生相剋だけで、その人のすべてを理解した気にならないことが重要ですよ!
LucKでは、多くの人が安心・安全にスピリチュアルカウンセリングを受けられるように安心・安全のガイドラインを提示しています。
「どうすれば良いのかわからない」「人生を少しでも良くしたい」「あの人と幸せになりたい」など、自分の力ではどうしようもない出来事でお悩みの方は、Luckのスピリチュアルカウンセリングを受けてみませんか?
下記バナーより申込みサイトにジャンプします。