十二支とは何でしょう?
十干は太陽の働き、十二支は月の働きを意味しますが、十二支は月が持つ力、引力の働きによってもたらされる地上の現象を意味します。
古くから日本でも十二支を「方位」「時間(年月日刻)」に割り当て、それぞれをその方位や時間帯の違いを「象形文字(漢字)」で次のように表してきました。
十干は「陽」の気であり、十二支は「陰」の気です。
十干と同じく五気ごとに陰陽がありますが、十二支の特徴は基本となる「五気」に他の気がからみ、混ざり合っているものがあります。
十二支は十干の天気の「陽」の働きに対となる「陰」の働きとなりますが、陰だけでなく「陰+陽」の働きをもっているのです。
さて、気になる覚え方としては「寝て、ウシを取らえた、たつみさんが麻痺をして悟り、犬がいるといいと知る」というように物語チックに覚えると良いでしょう。
(ちなみに上記の動画のように覚えるのも1つの手ですよ)
十二支は古くから時間や方角、季節などを「知る」ために当てはめられて来た、その時間帯が持つ気を表現している符号です。
現在は「十二の動物」として覚えられることが多いですが、もともとはそういった動物ではなく。植物や自然の働きを表しており、そのため輪廻するかのように生→旺→墓→生……というサイクルとして表されています。
時間軸で見ると上記のような形です。
こう見ると確かに植物の一生としての十二支を認識しやすいのではないでしょうか?
十二支も十干と同じ用に1つの字から、さまざまな意味があります。
四柱推命の「性格判断」でも使われる十二支の人間的な性格の違いを今回は解説はしません。
(まず成り立ちから学ぶ方が早いので……)
しかし、この十二支の成り立ちがなんとなくでも理解できれば「この干支の人はこんな性格」と生まれた干支から、どのような性格であるかがわかりやすくなりますよ!
寒い冬の中であっても植物の種子は春を待ち、芽を孕ませている。
そんな植物の成り立ちと陰気の強まる時期を表しています。
芽を宿し、種子から芽が外界へと伸びゆくための土台として地中にしっかりと根を張る様子を表したもの。
子どもが生まれていくまでの姿や晩冬の時期でもあります。
長かった冬が終わり、初春を迎えた種子が芽を出し。勢いよく伸びて行く誕生の時期。
人間も生まれ落ち、誕生した時期を表します。
柔らかかった新芽がしっかりと根を張り、双葉となってぐんぐんと成長していく様子が「卯」です。
盛んに伸びた芽がどんどんとその勢いを増し、ぐんぐんと成長して幹が固くなっていく様子。
人間では15歳ごろと言われています。
草木が成長しきり、次のステップとして枝葉を伸ばし、果実を実らせる準備をするタイミング。
人間では20歳ごろと言われます。
植物は成長を最大限に達し、結実へと向けるエネルギーも余っているような状態。
もっとも勢いがある時期ではあるが「陽→陰」へと転換していくタイミングでもあります。
人間では30歳ごろの働き盛り。
植物が少しずつ実に栄養を蓄え始める時期。
青い果実ではあるものの「味」がつけられ、実も少しずつ固くなっていく。
人間では40歳ごろで年齢を感じ始める時期。
陰の気が強くなっていき、実った果実が成熟していく時期。
それは転じて「陽の気が衰える」ということ。果実はますます固くなり、その熟成を早めていく。
人間では50歳ごろ。
果実が醸され、果実・穀物は収穫の時期を迎える時期。
陰気が強まり、人間に置いては「人生の黄昏時期」を意味し。55~65歳ごろを意味する。
肉体全体に衰えを感じはじめるタイミング。
実りきった果実の重さに耐えられず、果実が大地へと落ちて行き。それが次世代の種となるその時期。
人間においては70歳以上で死へと向かい、土に還っていく終わりのタイミング。
残された種子が地面の中に潜り、その種子の中で「核(かく)」が確率される時期。
人間では生まれる前の精子と卵子の結合する魂が宿るとするタイミング。
十干十二支は、江戸時代が終わるまで使われていた「つい最近まで」使っていた記号です。
学生時代を振り返って見てください。
「戊辰戦争(ぼしんせんそう)」や「辛亥革命(しんがいかくめい)」なんて歴史上の出来事がありましたよね?
歴史上の出来事には、その年や起こった月の十干十二支が使われていることがあります。
こういった社会の教科書的内容から見ても昔の人にとって十干十二支は、とても馴染みが深くものであり、生活に役立てていたことが伺えます。
アナタが住んでいる町の名前や場所の名前を見てみると「辰巳屋」というお店があったりすることがあります。
これは南東の「辰」と「巳」の方角にお店があるから――という理由でつけられていたりするんですよ!
また、これらは風水にとっても深い意味があります。
なぜなら「丑・寅」の土気の強い方角は「鬼門」と呼ばれ秦の始皇帝の時代から恐れられていました。
そして、その鬼門の裏にあたる「申・未」の方角は裏鬼門、やはり土気の強い方角として恐れられています――。
一見すると迷信めいた理由にも、ちゃんと陰陽五行の意味合いが隠れているのです。
これを「オカルト」と取るか、或いは「先人の智慧」と取るかはアナタ次第ですが、知っておいて損はないということだけはココでしっかりと述べさせて頂きます。
さて、十干十二支の性質に関しては、この記事でひとまずおしまいです。
気になる十干十二支の性格や相性に関しては、他の記事で解説していきますのでお楽しみに。
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