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陰陽五行の「陰陽」とは? 占い・東洋思想・漢方の基本の陰陽の世界

陰陽の法則 ~陰陽の五定式~

1ページまでの内容は、陰陽の基本的な概念です。

万物は皆、陰陽によって成り立っている――これが陰陽論における「第一定式」です。

実は、この陰陽の法則には「五定式」まであります。

陰陽の五定式 一覧

  • 第一定式……万物は陰陽によって成り立つ(統一体)
  • 第二定式……陰陽の中に陰陽があり、それは際限がない
  • 第三定式……陰陽は拮抗協力しバランスを保つが質による違いがある
  • 第四定式……陰+陽はそのバランスに関わらず100%となる
  • 第五定式……陰が極まれば陽となり、陽が極まれば陰となる

陰陽の第一定式

すべての存在――物質、生き物、無機物、成分、目には見えない存在ですら、陰陽で成り立っている。

これが陰陽の第一定式です。

太極図が万物を表しているように、すべては陰陽によって構築されている。

与えられる力と減少していく力。「+-」が常に存在していることが陰陽の法則の大前提と言っても良いでしょう。

例えば「太陽と月」ならば、「太陽(陽)・月(陰)」となりますが「銀河系の中の太陽」となると「銀河系(大きな陽)・太陽(大きな陽から見れば陰)」となります。

これは1ページ目のおさらいですね。

 

陰陽の第二定式

陰陽の第二定式は「陰陽の中に陰陽があり、さらにその陰陽の中にも陰陽がある」という法則のこと。

先にも触れたように「視点」によって、陰陽はわかれますが、さらに細分化していくとソコにもまた陰陽があり、その細部にも陰陽がある――果てしなく曼荼羅のように陰陽が続いていくのです。

ちなみに易経では陰陽の組み合わせを六四種類に分類して、それを生活や占いの指針に役立てています。

 

陰陽の第三定式

陰陽の法則の第三定式は、必ずしも陰の気と陽の気が協力しあうワケではない、対立ししあうワケではないということ。

万物は陰と陽で成り立ち、統一体として振る舞っています。
イメージとしては、陰と陽が協力し。見方によってはお互いに「依存」している協力依存の関係に見える場合もあります。

しかし、陰と陽とが対立し合うことが1つの場(フィールド)として成り立つ場合もあります。

わかりにくい表現ですが、温度で例えるとわかりやすいかもしれません。

私たちの体温が一定であるのは、太陽の熱を吸収し。それを汗などによって冷却をするからです。
この場合は太陽の「熱」が主となり、体温を保つために太陽光を利用している「協力依存」している関係です。

逆に太陽の熱が強すぎた場合(陽強)は、身体は体温を一定に保とうと汗をかきます。これは「拮抗対立」の関係ですね。

しかし、太陽の熱が強すぎると熱中症になってしまって衰弱(陰)してしまう。太陽が主となりますが、対立拮抗し。体温を保とうとして力を使い果たし、熱中症になってしまうが、それでも体温が「0」になって良いわけではない。

体温を常に一定に保つために、太陽の熱を利用したり、汗をかいて体温を冷やしたり……このように体温調節機能(ホメオタスシス)は対立と依存の関係は陰陽の関係そのもの。
また対立の中にも依存的な部分があり、それを陰陽五行に当てはめて「相生」「相剋」「比和」「不和」などと呼びます。

万物は陰陽によって成り立ち、陰陽の中に陰陽がある。さらにその陰陽の関係は対立・依存の違いがあるものの、対立・依存の中にも対立・依存がある。

曼荼羅のような関係性の中に温度を保つために熱を蓄える。温度を保つために熱を奪う――という「質の違いがある」ということをなんとなく理解してくださればOKです。

陰陽の第四定式

万物は常に陰と陽とで成り立っていますが、その割合は異なります。

女性は陰陽では陰ですが、それは「陰の割合が強い」ということ。
例えば、それは「70:30」なのかもしれないし。人によっては「90:10」なのかもしれません。

逆に男性の場合も「30:70」の人もいれば「50:50」の人もいるかもしれません。

ただし、共通していることは常に陰陽は合計すると「100%」の割合になるということ。
なにかの間違いで陰と陽とを合計したときに「200%」や「80%」になることはないということです。

そして、陰と陽とは常に巡り、一定ではない――。

陰と陽の合計した割合こそ100%ではあるけれど、それが常に「50:50」とは限らず、場合によっては「99:1」だったり、「40:60」だったりすることがあるということです。

これが陰陽の第四定式です。

陰陽の第五定式

陰が極まることにより、陽が生まれる。
陽が極まることにより、陰が生まれる。

第四定式では、常に陰と陽との割合は100%で一定であると説明しました。

 

つまり、それは「陰50:陽50」という割合が「陰40:陽60」となるということであり、それは翻って「陰が陽に10変化している」ということです。

それはすなわち陰が陽を生むということ――。
陰が極まって陽となり、また陽が極まっても陰となるのです。

この陰陽が変化するときに万物は大きく変化します。

万物とは?
それは水が水蒸気になる。木に火がついて灰となって土に還る。
赤ん坊が子どもになり、大人を経て老人となり、死ぬ――というような物証・構造の変化・速度・性質を大きく変化させることを指します。

これは肉体的(物質)なものだけでなく、精神的なもの(心理)にも影響しています。

細胞単位で生と死(陰陽転換)を繰り返しながら、私たちの身体は出来上がっています。

目には見えない世界では、緩やかにですが普遍に見える石ですら、風や雨にさらされてその形をゆくっりと変化させている――。

陰陽の世界は目には見えないながらも、その変化の時に何かしらの大きな影響を与えているのです。

それをスピリチュアルな言い方をすると「風の時代が来た」とスマートな言い方をすると「シンギュラリティポイント」と呼んだりするわけです。

 

万物は陰陽によって成り立つ。シンプルだけど奥が深い陰陽の世界

陰陽の考え方がまずあり。そこに五行論が加わって、陰陽五行となりました。

この考え方をベースにアユルヴェーダ、易経、九星気学、四柱推命、手相、顔相や東洋医学、漢方などは生まれたのです。

大げさに思えるかもしれませんが、東洋思想・漢方を学ぶための第一歩として『陰陽の五定式』を理解することは必須です。

占い好きな方は、ぜひその点をお忘れなく!

【関連記事】陰陽における『三才の法則』 万物を形創る生・旺・墓のワルツ

 

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この記事を書いた人
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