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五行とは? 陰陽五行「木火土金水」の成立ちを学ぶ。占い・風水・漢方の基本!

地球という環境。その人やその場所を取り巻くフィールドとしての「土」

見出しからなかなか難しい内容で申し訳ないですが、土とは万物が成り立つ「フィールド」そのものなのです。

例えば「地球」という場所がなければ、そもそも四季は生まれなかったでしょう。

下記の図のように「土」というフィールドの上で木火土金水は成り立っています。

木火土金水とは、大げさに聞こえるかもしれませんが地球(土)というフィールドの上で成り立つ「四季(木火金水)」を表しているものなのです。

言い換えるなら木火金水の中にはなにかの形で「土」を含んでいるということです。

最北にある国で育つ植物・動物と最東にある植物・動物が同種であっても、異なる姿をしている。これは土(国・風土)というフィールドの上で木火金水が成り立ち、その差異によって実体が異なるということを意味します。

分かりづらいという方は、今度は人体で考えて見ましょう。

東洋医学では、それぞれの部位に木火土金水が当てはめられていますが、そもそも身体という「全体」がなければそれぞれの臓器は存在しえなかった――このように土とは統一体を意味する場合があります。
(消化器系は土気でなりたつため、固有の一系統としての土気ももちろん存在する)

宗教や神話にお詳しい方ならば、ココでピンと来た人もいるかもしれませんね。

「土くれから人が作られた(アダムとイヴ)」「神は粘土から人を創った(シューメル神話)」と語られるように、この世界における万物は何かしらの形で土気を含んでいるのです。

万物は「木火土金水」からなる。

字面の影響からどうしても「火気」は「火気」のみに成り立つと思われがちですが、それは間違いです。

陰陽の五定式にもあったように「万物は陰陽の中に陰陽があり、それは際限がない」のですから、木火土金水の中にも木火土金水が存在しています。

ただし、その割合がどれだけ強いのか。
その分類における割合の差異によって「火気」「木気」「水気」……と万物は成り立っているのです。

万物の中に潜む基盤・墓場としての土気

万物は土から生まれ、土へと返っていく――。

私たちだけでなく、この地球上(或いは宇宙上)に存在する万物は土というフィールドの上で成り立っていると共に、いずれは土に還っていきます。

この万物を変化させる作用を『土化作用(どか)』と呼びます。

上記のように生まれ、変化し、最後には消滅していく。

この変化作用こそが土化作用なのです。

四季の中にある「土用」という土気が強まる季節

「土用の丑の日にうなぎを食べると良い」というのは”季節の変わり目”で体調を崩しやすくなるからだけではありません。

その時期は土気が強く、土気が持つ変化・殺滅作用が強く表に出てくるからです。土気が強く表に出で土化作用として変化・殺滅作用が強まる期間を「土用」と呼びます。

先にも触れましたが土化作用とは万物を変化させる作用です。
それは二十四節気における《冬→[春の土用]→春[夏の土用]→夏→[秋の土用]→秋→[冬の土用]……》の中にある春と夏、或いは夏と秋……のつなぎ目の季節のことであり、この時期は土化作用が強まることにより、体調が悪くなりやすかったり、心身ともに不安定になりやすくなります。

また地上の土気、つまり地面から出てくる土気も強くなることから「土用期間はお百姓さん以外は土いじりをしない方が良い」という言い方を古くからして来たのです。

天人地の三才で見る土用の仕組み

土気を含む季節の作用を立体的に表すと上記のようになります。

天の気が下降し、地の気に影響を与えて、人気となって季節や地上の様々な存在の生成・消滅が行われる。

その季節と季節の中心とつなぎ目に「土気」があり、それを「土用」と呼んでいます。

――九星気学を学ばれた方は上記の図を見て「先天・後天」の働き・関係を思い出されたのではないでしょうか?

この土気がある方位は四隅であり、中央にある土の気が「五黄土星」、西南が「二黒土星」、北東が「八白土星」となります。

余談ですが、この土用の変化作用が強い方位「丑寅」の方角を「鬼門」。その真逆(対冲)の方角を「裏鬼門」と呼び、中国の秦王朝の時代から忌み嫌われていました。

閑話休題。五行を覚えやすく図にすると次のようになります。

このように万物を木火土金水に分類することができますが、それぞれの中にも木火土金水があり、さらに様々なフィールド(国・地域・場所・時間軸etc……)と重なり合って、それぞれの作用を受けています。

もちろん、その作用は片方だけではなく、お互いに。

このように陰陽によって万物は作られており、三才のバランスの違いによって五行が生成される。

陰陽の五定式にあるように、それぞれの中に陰陽があり、それは三才でもあるから、万物は木火土金水の全てを内包し。そのバランスの違いによって個体差が生まれる。

東洋思想とは、最大公約数「陰陽」をベースに、大まかな分類として「五行」。
その更に細かな分類として十干十二支→九気(九星)として分析をし。

それが統一体として「身体」なのか「精神」なのか、或いは「運気」なのか識別すべきものを分析するツールの違いが「東洋医学・漢方」「九星気学」「風水・四柱推命」となります。

なぜここで「東洋医学・漢方」「九星気学」「風水・四柱推命」同列に挙げるのかと言えば、正しく理解し、運用したそれは共通する理をベースとしている《コンテンツ》として東洋思想としてのエビデンスがあるからです。

”用法”が異なる同種の、或いは同系列のツールという理解をすることで漢方が非科学的なものでないこと。また風水や九星気学、四柱推命には根拠があるものであることを論拠として提言することができます。

ただし、目には見えない世界だからこそ、あやふやな部分や嘘・偽りを上手に見抜き。正しく理解する必要があるのです。割と世間には「間違った」運用をしているものが多いので。

――これはニセ科学と本物の科学を区別して、運用するのと似ていると言えるでしょう。
(陰陽に当てはめれば西洋医学は「陽」であり、東洋医学は「陰」だから。それぞれをバランス良く運用することこそが本来は重要)

でなければ、なぜ漢方は医薬品として確かな効果があるのか。
東洋医学をベースとする鍼灸や風水・四柱推命には統計学上の共通点を見出すことができたのでしょうか?

それは西洋医学と同じように、東洋医学にも――東洋思想にも系統が異なるメカニズムがあるからに他なりません。

東洋思想は陰に当たります。陰は目に見えないところで働くメカニズム。

だから「東洋医学は胡散臭い」「東洋思想はあくまで思想論だ」と一笑に付すのは、あまりにももったいない考え方と言えるでしょう。

少なくとも「知っておいて損はない」ぐらいに思っていただけると幸いです。

 

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この記事を書いた人
アナタの人生が好転する! 潜在意識・東洋思想・九星氣学の探求者グルン山本がスピリチュアルの世界を楽しく、面白く役立てるためにいろんな面白いコラムをアップしています。 スピリチュアルカウンセリングについては公式LINEから。
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